2007/06/19

24. カラオケ

カラオケは好きですか?
ワシは嫌いじゃないけど、昭和の歌しか歌えないコンプレックスと時間がないという物理的問題において、あまりカラオケには行かない。
そう、日本ではの話し。

こんなワシでもチェンマイで2回、バンコクで2回、流れに乗ってカラオケに行ってしまった。
タイのカラオケにも数種類あることを知った。

まず、バンコクのショッピングセンターの隅においてあるカプセルカラオケ。
日本で言うと、ゲーセンにカラオケが置いてあるような感覚だ。
ショッピングのついでに楽しもうみたいな軽いノリだ。
カプセル型のもあれば、ちょっとした部屋構造になっているのもあるし、仕切りも何もないところでノリノリで歌っていたりするのもある。
これらはほとんどが防音効果がない。
外に丸聞こえだ。
学校の休みの時は小学生がお得意様のようで、小さなカプセルに4〜5人入りこんで興じている。
タイポップスに限らず、子ども達の間ではコリアポップスもメジャーなようだ。
韓流、恐るべし!

大きなカラオケボックスもタイにはある。
日本のものとよく似ている。
これらは主に若い子たちがお得意様のようだ。
タイの歌の他にも英語も日本語も中国語も韓国語も意外とヒットソングが満載だ。
ワシはチャイナドールをこれで覚えた。
あんまり自慢にはなりゃしない。

よくあるのは、なんだかエロエロな匂いのするカラオケだ。
カラオケが置いてあるだけで、システムはなんらゴーゴーバーと変わらない。
場末っぽくなればなるほど、オネエチャン達の密着率とお持ち帰り可能率も高くなる。
こんなカラオケも行ったことがある。
そこのオーナーさんとちょっと知り合いになったので、軽く接待を受けたというノリだ。
ワシの性別が一応女なので、部屋に入るとビールをついでくれるオネエチャンだけが入ってきた。
そこのカラオケマシーンは意外とハイテクで日本語の歌が充実していた。
・・・やはり日本のおっさんがお得意様なのだろう。
違う部屋をのぞくと、お一人様に付きお二人くらいオネエチャンを侍らせて、嬉しそうに興じているおっさん連中がはしゃいでいた。
確かに、日本じゃそんな可愛い女の子がそのお値段であんたにはチヤホヤしてくれんでな・・・(--;)
お金で解決の大人の社交場だ。

チェンマイではローカルな人だけが集まるカラオケにも行った。
仲良しになった兄さんが連れて行ってくれた。
ピン川沿いではあるがローカルな側にある大きなステージ付きのカラオケだ。
土日は満員になるらしいが、かなりな席数を持つ野外レストランって感じだ。
そこは、テーブルに番号があり、その順番で歌う番が回ってくる。
例えば4人席で混んでいたら、テーブルの1人が2曲までしか歌えない。
続けて同じテーブルの人が歌うのは出来ず、次のテーブル順を待つ。
2曲を分けて1人1曲ずつというのもありだが、みんな歌いに来ているので、持ち歌2曲は暗黙の了解らしい。
空いていれば、2人まで歌える。
2曲ずついいので、1テーブル4曲までいい。

そこのカラオケは、ステージの横にDJみたいな人がいて、その人に曲名を申告すればカラオケをセットしてくれる。
そんでもって、DJの前にはマイクやタンバリンやマラカスもあって、コーラスやノリノリ部隊は彼が1人でこなしてくれる。
ステージに上がって歌う人も、自分で前説を入れたり歌の終わりに一言あったりで、まるで歌手の気分が味わえる。
もちろんレストランなので食べ物は何でもあり、飲み物も何でもありだ。
真面目に歌いたい人だけが集まるようだ。
歌声喫茶みたいな感じというか、なんというか、、、、嬉しそうに歌っている姿がちょっとイタイ感漂う。
でも、おもしろい。
日本の歌はないと言われて諦めたが(意外とステージに立つ気満々だったわけだな)、日本の歌が普通にタイ語の歌に変わっているのを発見した。
一緒に行った兄さんが歌った中に、どう聞いても渥美二郎の「夢追い酒」と喜納昌吉の「花」があった。
それは日本の歌でしょ?と聞いても、タイの歌手の歌だという。
うまいことリメイクされてんだなぁ。。。。
あゆや嵐の歌は、彼らの歌として日本の歌として認識されてんのに、、、ねぇ。。。(>_<)
今度あのレストランに行ったら、DJに鼻歌をきかせてテレサテンを出してもらおう。

バンコクのローカル食堂では、意外とカラオケマシーンがあったりする。
その場合は全部タイ語の歌でタイ人が楽しそうに歌っている。
ワシは普通にメシ食いにきただけなんだけど、へたくそなタイ人の歌声をきかせられる羽目に合う。

不測の事態に備えてやはりタイ語の歌を一曲くらいは歌えるといいだろう。
ワシにとっては最近の日本の歌を覚えるのもタイ語の歌を覚えるのも使う労力は同じようなもんだ。
どちらも外国語にしか聞こえないのだから。

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